アソアライナーの評判を紹介!他のマウスピース矯正との比較も徹底解説
アソアライナーに興味があるけど、どのような評判なのかと疑問に思っている方もいると思います。
アソアライナーは、歯並びが軽度乱れている人が適応で、費用も治療期間も他のマウスピース矯正よりも抑えられます。
この記事では、アソアライナーの特徴や適応症例、インビザラインとの違いを紹介します。
アソアライナーが自分に合っているかわかるため、利用を考えている方は参考にしてください。
目次
アソアライナーの特徴
アソアライナーは、創業1982年の株式会社アソインターナショナルが販売しているプラスチック製のマウスピース型矯正装置であり、2010年7月に販売開始しています。
透明で治療中も目立たず、食事の時にも取り外せるというメリットがあります。主な特徴は以下の通りです。
- 透明であり目立たない
- 国内で製造している
- マウスピースには3つのタイプがある
- 定期的に歯型を取る必要がある
それぞれ、詳しく解説します。
透明であり目立たない
透明のプラスチックでできているマウスピース矯正装置のため、外から見て目立ちにくいでしょう。
ワイヤーやブラケットを使用しての矯正ではなく、他のマウスピース矯正でつけるようなアタッチメントも装着しません。
アタッチメントとは、歯の表面に取り付けるレジン製のポッチのことであり、インビザラインというマウスピース矯正では利用します。
透明で外から見た審美性に優れているため歯科矯正していることを周囲に知られたくない人や、人前で話をすることが多い人にアソアライナーはおすすめです。
国内で製造している
国内の矯正専門ラボで製造しており、コンピュータで歯の移動量を測定・解析してマウスピースを製作しています。
歯型取りをしてから10日程度で納品され、国内製造なので安心して利用できるでしょう。
また、納期が早いのですぐに矯正を開始できます。
他のマウスピースメーカーであるインビザラインはアメリカで製造するため、製造と配送を含めて約30~60日程度かかります。
アソアライナーであれば、マウスピース治療を開始するまでの時間を大幅に短縮できます。
国内製造であり少しでも早く矯正を開始したい人にアソアライナーはおすすめです。
マウスピースには3つのタイプがある
厚みの違う3つのタイプ(ソフト・ミディアム・ハード)のマウスピースがあります。
素材の弾性を矯正力として利用し、矯正が必要な部位に力を加えて歯を移動させます。
また、自分の噛む力で優しく歯を動かすためワイヤー矯正と比較して矯正時の痛みを軽減させることが可能です。
10日間毎にマウスピースの固さを強めて行き、3タイプのマウスピースをすべて付け替えたら1つのステップが終了です。
マウスピースのタイプが3つあることで痛みを軽減させられるでしょう。
定期的に歯型を取る必要がある
歯型のデータを随時取りなおすことで治療を進めていくため、30日毎に歯型を取る必要があります。
歯型取りは、口腔内スキャナーでデジタルスキャンをするか、トレーと粘土を用いて行う方法があります。
口の中に器具を入れると「オエッ」となってしまう嘔吐反射が起こりやすい方には、毎回の歯型取りの負担が大きくなる可能性があるでしょう。
他のマウスピース矯正は、初診時のみしか歯型取りをしないため、定期的な歯型の型取りを負担に思う方にアソアライナーはおすすめできません。
定期的な歯型取りで正確な矯正がしたい方には向いています。
アソアライナーの適応症例
適応になるのは奥歯の咬み合せに問題のない前歯の歯並び、矯正治療後の後戻りなどです。
具体的には以下のような症例です。
- 抜歯する必要がない人
- 抜歯しても歯の根の移動が必要ない人
- 抜歯しなければならないが、ワイヤー矯正による治療と併用する人
- 前歯の歯並びを直したい人
- マウスピースを1日17時間以上装着できる人
- 矯正治療後の後戻りがある人
以下のような症例は適応にならないため注意が必要でしょう。
- 上下顎の大きな不調和がある
- 大きく歯を移動しなければならない
- 複雑な歯のコントロールが必要である
基本的には、顎の噛み合わせなどに問題がない軽症の人が適応になるため、自分が適応になるかどうかは歯科医の診察が必要でしょう。
インビザラインなどの他のマウスピースとの違いからわかる評判
マウスピース矯正には、アソアライナーの他にも世界100ヵ国以上で普及している「インビザライン」があります。
インビザラインとの違いからわかる評判を以下の点で解説します。
- 軽度の歯並びに適応している
- 歯型を取る回数が多い
- 国内製造で納期が早い
- 費用・治療期間を抑えられる
- マウスピースは歯茎まで覆う
それぞれ詳しく解説します。
軽度の歯並びに適応している
アソアライナーの適応は、歯並びが軽度に乱れている人であり、複雑な歯の動きには対応できません。
インビザラインは、重度の歯並びの乱れにも対応できるため、アソアライナーでは適応にならない方も使用できる可能性があります。
現在、マウスピース矯正の種類は多くあり、適応になる症例も異なります。
また、マウスピース矯正は難しくワイヤーでの矯正が必要な場合の歯並びもあるため、クリニックで自分はどのような矯正が適応になるか診断してもらう必要があるでしょう。
歯型を取る回数が多い
アソアライナーの矯正では、歯型のデータを毎月取りなおすことで治療を進めていくため、矯正が終了するまでに何度も歯型を取る必要があります。
インビザラインは、基本的に初診時の歯型採取で矯正終了までのマウスピースを一度に作成するため何度も歯型取りをする必要がありません。
アソアライナーは、毎月1回通院し、歯型取りや矯正の状態を確認しながらマウスピースの調整も行います。
また、矯正と同時に虫歯の治療もできるというメリットがあります。ただ、嘔吐反射が出やすい人は歯型を毎回取ることをストレスに感じる方もいるでしょう。
インビザラインは通院する手間はかかりませんが、矯正の途中で虫歯や歯周病の治療をして歯並び変化した場合には再度歯型を取る必要があります。
受診ごとに歯型を取ることを負担に感じず、虫歯治療も同時に行いたい人にアソアライナーは向いているでしょう。
国内製造で納期が早い
国内の歯科技工士が作成しており、歯型取りをしてから、納品は約10日程度で可能です。
インビザラインはアメリカで製造されており、到着までに2〜3週間かかります。
また、海外からの配送は遅延する可能性もあるため、納期に1ヶ月かかることもあります。
少しでも早く矯正を始めたい方はアソアライナーがおすすめです。
費用・治療期間を抑えられる
かかる費用や治療にかかる期間は、クリニックや矯正する歯列範囲などによっても異なりますが、一般的な費用や治療期間の目安は以下の通りです。
費用 |
治療期間 |
|
アソアライナー |
10万円〜40万円 |
4ヶ月〜1年半 |
インビザライン |
部分矯正30~40万円 |
1年半~3年 |
アソアライナーは、歯の移動量が少ない症例が適応になっているため矯正費用も安く、治療期間も短縮できます。
少しでも矯正の代金を抑えたい方はアソアライナーの利用を検討するとよいでしょう。
マウスピースは歯茎まで覆う
それぞれのマウスピース矯正は、歯を覆う部分に違いがあり、違いは以下の通りです。
アソアライナー:歯茎と上顎の3分の1ぐらいを覆う
インビザライン:歯の部分のみを覆う
マウスピースの覆う部分は少ない方が違和感は少ないと言われているため、歯の部分だけを覆う形のインビザラインの方が装着時の不快感が少ないでしょう。
少しでも装着の違和感を減らしたい人はインビザラインの方がおすすめです。
まとめ
アソアライナーはインビザラインと比べてリーズナブルな国産のマウスピース矯正ですが、適応症例は軽症な乱れの歯列に限られます。
自分の症状が適応かどうか、しっかり見極めてから診療をしましょう。