ビセットラインは怪しい?矯正の特徴や料金を詳しく解説
はじめに
ビセットラインで矯正してみたいけど、怪しいという口コミがあるので不安に感じていたり、どのような特徴があるのか知りたいと思っていたりする方に向けて、ビセットラインの特徴やメリットを詳しく解説します。
記事を読めば、ビセットラインが自分に合っているかわかり、治療する流れがわかります。
目次
ビセットラインは怪しい?見えない歯科矯正
ビセットラインラインは「怪しい」と感じられている方がいらっしゃるかもしれませんが、その理由は以下の2つです。
- 2020年から開始している新しい歯科矯正方法で口コミが少ない
- 口コミを検索しても個人の感想が見つからない
ワイヤー矯正とマウスピース矯正のそれぞれの弱点をカバーした歯科矯正であり、舌側にワイヤーを装着するため、目立たずに矯正できます。矯正専門医と3Dシミュレータ―で、各自の歯並びに合う治療方法を提案してくれます。
従来の歯列矯正のデメリットである、「装置をつけている見た目が悪い」「矯正費用が高額で手が出せない」という点を解消した「ワイヤー矯正」と「新しいマウスピース矯正」を組み合わせた歯列矯正です。
ビセットラインの4つの特徴
次に、ビセットラインの特徴を4つ解説します。
- 見えない
- 痛みが少ない
- 長くない
- 高くない
1.見えない
ワイヤーとブラケットを舌側に装着するため、矯正していることが目立ちません。
ブラケットとは歯の表面につける装置のことであり、真ん中の溝にワイヤーを通して、ワイヤーから歯に力が加わります。
また、マウスピース矯正も同時に行いますが、透明であるため人目には矯正していることがわかりにくいでしょう。
従来の歯列矯正は、歯の表側にワイヤーとブラケットを装着するため、周囲の人に矯正していることがわかってしまいましたが、ビセットラインは矯正していることが目立ちません。
周囲の人に矯正していることを知られたくない方や、人前で話をすることが多い方にビセットラインはおすすめです。
2.痛みが少ない
ビセットラインのワイヤーは、直径0.2㎜(細い髪の毛と同じ)という極細であり、痛みを極力少なくしています。また、ブラケットの大きさも従来の1/4であり、違和感が少なくなっています。
少しでも痛みや違和感の少ない矯正をしたい方にビセットラインはおすすめです。
3.長くない
ビセットラインの矯正期間の実績は平均8~10ヶ月であり、長くても1年で終了します。
他のワイヤー矯正は、1年〜2年半程度かかると言われているため、少しでも矯正期間を短くしたい方にビセットラインはおすすめです。
4.高くない
ビセットラインの矯正料金は、35万円~70万円であり、表側矯正料金の60万~130万円よりも安く利用できます。
価格を抑えられている理由は、以下の2つです。
- 1年以内の短期での矯正であること
- システム化を行い装具の価格と歯科医師の対応時間を減らしたこと
少しでも安く歯列矯正をしたい方にビセットラインはおすすめです。
ビセットラインの4つのメリット
ビセットラインの4つのメリットを紹介します。
1.人に知られずに歯列矯正ができる
裏側矯正と透明なマウスピースを利用するので矯正していることを周囲の人に知られにくいでしょう。
人前でよく話をする方や、矯正装置を恥ずかしいと思っている方におすすめです。
2.歯を抜かずに矯正できる
ビセットラインの矯正は、歯を抜かずに矯正可能です。ビセットラインでは、抜歯を避けるためにIPR(隣接面削合、歯間にスペースを作るために歯を削る方法)を用いて、左右それぞれ0.4mmを最大値としてスペースを作っています。
通常の歯列矯正では、スペースを作るために抜歯するケースがあり、左右上下のバランスを考えて問題がない歯も上下2本ずつの4本を抜歯することが多いと言われています。
矯正をする際に歯を抜きたくない方にビセットラインはおすすめです。
3.短期間で矯正できる
ビセットラインの矯正期間の実績は平均8~10ヶ月であり、長くても1年で終了します。
他のワイヤー矯正は、1年〜2年半程度かかると言われているため、矯正期間の短縮が可能です。
就職活動前や、結婚式前など短期間で矯正したい方にビセットラインはおすすめです。
4.低料金で矯正できる
ビセットラインの矯正料金は、35万円~70万円(歯科医院や歯の状態によって異なる)であり、表側矯正の60万~130万円よりも、低価格で矯正できます。
今まで矯正料金が高すぎて手が出なかった方も利用しやすいでしょう。
ビゼットラインの適応症例
ビセットラインが対応している症例は以下の通りです。
- 前歯が閉じない
- 出っ歯
- 歯の中心がずれている
- 受け口
- ガタガタした歯並びや八重歯
- すきっ歯
自分の歯並びが適応になるかどうかは、提携の歯科医院での事前検診を受けて判断してもらいましょう。
ビセットラインの3つの治療工程
ビセットラインには、ワイヤー・マウスピースを組み合わせた3つの治療工程があります。
1.ワイヤー+コントロール用マウスピース
まずは、極小ワイヤーと極小ブラケットを歯の裏側に取り付けて、歯を動かします。ワイヤーでの矯正が終了してから、コントロール用にマウスピースを着用します。
マウスピース矯正に変更したのちは、1日20時間以上の装着が必要です。
2.仕上げ用マウスピース
ワイヤー治療に続いて、マウスピースで最終調整をします。
希望に応じて、マウスピースのみでの治療も行うことも可能です。
3.リテーナー(マウスピースまたはワイヤー)
矯正終了後に、歯並びを安定させるために保定期間に入ります。
保定方法は、マウスピースまたは固定ワイヤーのどちらか選択可能です。
ビゼットラインの治療の流れ
ビセットラインの治療の流れを解説します。
1.シミュレーション/事前検診を受ける
ビゼットラインと提携している歯科医院で、歯科医師によるカウンセリング、歯型の採取、写真撮影をします。
検診代金は無料な医院もありますが、別途金額を取られる医院もあるため、予約時に確認しましょう。
2.シミュレーション結果と治療計画・費用の説明を受ける
2~3週間後に、シミュレーション結果と治療計画について歯科医師から説明を受けます。
どのように歯並びが改善するかを画像や動画を使って説明してくれるでしょう。
3.契約・支払いする
説明を受けた内容に納得すれば、治療同意書にサインし、治療費を支払って治療開始します。
4.ワイヤー矯正を開始する
治療工程は、シミュレーションの結果によって異なります。
ワイヤーとマウスピース矯正をする場合には、初回にワイヤーとブラケットを装着し、就寝時にコントール用マウスピースを装着します。
1ヶ月ごとにワイヤーを数回程度交換しますが、交換回数は矯正の進行状況によって異なるため、歯科医師に確認しましょう。
5.仕上げ用マウスピースを装着する
ワイヤー矯正が完了したら、仕上げ用のマウスピースを作成します。
マウスピース矯正は、1ステップは3週間であり、ステップの数は歯の症状によって異なります(2~5ヶ月程度)。
6.リテーナーで歯並びを保定する
矯正が完了したら歯並びを安定させるために保定期間に入ります。
保定方法は、マウスピースかワイヤーで行うかは選択可能です。
まとめ
ビセットラインは、他のワイヤー矯正よりも周囲にわかりにくく、低料金で期間も短く、痛みも少ない矯正です。
ただ、ビセットラインでは適応にならない歯並びもあるため、興味のある方は提携している歯科医院に来院してシミュレーションしてみてください。