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裏側矯正と表側矯正の違いを徹底解説!向いている人の特徴も紹介

はじめに

ブラケットとワイヤーで行う歯科矯正には、矯正装置を歯の裏側か表側に装着するかによって裏側矯正と表側矯正に分けられます。裏側矯正と表側矯正の違いについて知りたい人に向けて、違いやメリット、デメリット、向いている人の特徴を解説します。記事を読めば、裏側矯正と表側矯正の違いがわかり、自分にどちらが向いているかがわかるでしょう。

裏側矯正と表側矯正の違い

裏側矯正と表側矯正の違いは以下の6つがあります。

1.装着部位の違い

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着し、舌側矯正、リンガル矯正とも呼ばれます。
ブラケットとは、歯の表面につける装置のことであり、真ん中にある溝にワイヤーを通すことで、歯に力を加えられます。裏側にある矯正装置は、目立ちにくく、矯正していることを知られたくない人におすすめです。
表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーを装着します。そのため、治療中は、矯正していることが目立ってしまいます。最近は、透明や白色の目立ちにくい装置が採用されていますが、どうしても周囲には気づかれてしまうでしょう。
矯正していることに気づかれたくない人は、裏側を選ぶのがおすすめです。

2.費用の違い

裏側は、表側よりも費用が高くなる傾向があります。歯の裏側は凹凸で形が複雑であり、表側で利用する装置を裏側時にそのまま使えません。
裏側では患者さんごとにオーダーメイドの矯正装置を作成する必要があり、費用が高くなってしまいます。
また、歯の裏側は見えにくく、ワイヤーの調節にも手間と技術力が求められ費用がかかります。それぞれの費用相場は以下の通りです。

全体矯正:裏側100万〜170万円、表側60万〜130万円
部分矯正:裏側40万〜70万円、表側30万〜60万円

3.虫歯や口内炎のリスクの違い

裏側も表側もともに歯磨きはしにくく、治療をしていない場合よりも虫歯のリスクは高いでしょう。ただし、裏側の方が表側よりも唾液のもつ生体防御反応によって虫歯はできにくいといわれています。生体防御反応とは唾液の作用のことで、洗浄作用、殺菌・抗菌作用、緩衝作用、抗脱灰作用です。
また、裏側も表側も治療開始当初は、矯正装置が頬や舌に当たってしまい、口内炎ができる可能性があります。緩衝材としてワックスをもらえるため、口内炎のリスクを軽減できます。

4.食事の際の違い

治療開始時は、裏側と表側ともにワイヤーによる力が歯にかかることで、痛みが出やすいといわれています。
裏側は舌にワイヤーが当たりやすく、治療開始当初は柔らかい食べ物でも食べにくいと感じる場合もありますが、1か月程度で慣れるでしょう。裏側は食べかすがつまることは少なく、もしつまっても人に見えることはないので、食事に集中できます。
また、表側では、硬い食べ物を食べると痛みが出やすい人が多いようです。1か月程度で痛みは慣れますが、食事の際に歯とブラケットの隙間に食べかすがつまってしまうことがあります。食事中に周囲の目が気になって食べにくいと感じる人もいるかもしれません。
周囲の目を気にしないで食事をしたい人には、裏側がおすすめです。

5.治療手順の違い

歯の裏側と表側では、形状の違いが大きく、治療の手順が違います。裏側では、装置を取り付け前に、一人ひとりに合わせた歯の形に合わせた矯正装置をオーダーメイドで作成します。なぜなら、歯の裏側にブラケットを直接取り付けるのは難しく、歯型を取ったあとに模型を作成する必要があるからです。模型の上で、装置を作ってから、歯に装着します。
表側では歯の形に合わせてブラケットを1個ずつ調整しながら装着します。
裏側では矯正装置をつける前の事前準備が必要であり、表側よりも技術力と費用が必要です。

6.治療期間の違い

歯並びの状態により、裏側の方が早い場合や、表側の方が早く終わる場合があります。治療期間に差はほとんどありません。

裏側矯正と表側矯正の仕上がりに違いはない

裏側矯正と表側矯正にはブラケットとワイヤーを装着する部位が異なる点、治療手順や期間の違いはありますが、両者の仕上がりに大きな違いはないといわれています。

裏側矯正のメリット・デメリット

裏側のメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
 ・周りに矯正を気づかれにくい
 ・虫歯や歯周病になりにくい
 ・食事の際に周りを気にしなくてもよい
 ・舌癖防止になり、矯正後の後戻りのリスクを減らせる

デメリット
 ・費用が高くなる
 ・舌に触れるため違和感がある
 ・発音がしにくい場合がある
 ・食べにくい場合がある

裏側の一番のメリットは、矯正をしていることが目立ちにくいという点です。人に接する機会が多いサービス業や接客業をしている人でも安心して治療を受けられます。
デメリットは、費用が高くなる点です。裏側の費用相場は全体で100万〜170万円、部分で40万〜70万円であり、表側は全体で60万〜130万円、部分で表側30万〜60万円と費用に差があります。
前述しましたが、裏側は表側よりも治療手順に追加の作業が必要です。また、歯の裏側は見えづらくワイヤーの調整に技術力を必要とするため、費用が高くなってしまいます。
メリットとデメリットをきちんと把握して、裏側矯正を選ぶようにしましょう。

表側矯正のメリット・デメリット

表側のメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
 ・治療費を抑えられる
 ・ほとんどの症例に対応している
 ・発音への影響が少ない

デメリット
 ・周りに矯正していることが目立ってしまう
 ・食べかすがつまりやすい
 ・口内炎ができやすい

表側のメリットは、治療費を抑えられる点です。表側にかかる治療費用は全体で60万〜130万円、部分で表側30万〜60万円であり、裏側よりも10~40万安くなります。
表側のデメリットは、矯正をしていることが周囲にわかってしまうことです。真っ白いブラケットやワイヤーを使用して目立ちにくくすることはできますが、裏側よりは人に気づかれてしまう可能性は高いでしょう。見た目が気になる人は、裏側がおすすめです。
メリットとデメリットをきちんと把握して、表側矯正を選ぶようにしましょう。

裏側矯正に向いている人

裏側矯正に向いている人は以下のような人です。

  • 矯正を人に気づかれたくない人
  • 虫歯や歯周病のリスクを少しでも減らしたい人

裏側に装置をつけるため目立ちにくいので、矯正を人に知られたくない人におすすめです。また、歯の裏側は唾液の循環によって虫歯や歯周病のリスクも低いといわれています。ただし、表側よりも費用はかかるので、見た目重視の人向けです。

表側矯正に向いている人

表側に向いている人は以下の人です。

  • 矯正費用を少しでも抑えたい人
  • 食事の違和感を少なくしたい人
  • 発音に支障が出ないようにしたい人

表側は裏側と比較して10~40万円程度費用を抑えられるので、治療費にあまりお金をかけたくない人におすすめです。
また、舌が矯正装置に当たることがなく、食事に際の違和感を減らしたい人にも向いています。舌が装置に当たらないので、発音もスムーズに行えます。

まとめ

裏側矯正と表側矯正には違いがあり、メリットとデメリットも異なります。それぞれのメリットとデメリットを把握して、自分に合った治療法を選ぶ必要があります。

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