キレイラインとは?
キレイラインとは、
透明なマウスピースを使用して前歯12本の部分矯正ができる歯科矯正のひとつです。
一般的なワイヤー矯正と比べると矯正器具が目立たないため、周りの目を気にすることなく日常生活を送れます。
「矯正器具が気になって、人前で思い切り笑えない」という歯科矯正ならではの悩みを解決してくれます。
また、痛みも少なく、治療費を安く抑えられるのが魅力です。
低価格ながら、
質の高い効果を実感できるのがキレイラインです。
キレイラインの効果
キレイライン矯正は、
上下12本の前歯の歯並びを矯正できます。出っ歯やすきっ歯・がたがた・受け口・開咬などの症状が改善されます。しかし、
前歯のみの部分矯正なので奥歯の矯正はできません。そのため、症状によってはキレイラインで対応できない場合があります。
キレイラインは抜歯をしない治療方針のため、
健康な歯を抜きたくない方にもおすすめの矯正方法です。
キレイラインで得られる効果は、歯並びが整うだけではありません。歯ブラシやフロスが入りやすくなるため、口内を清潔に保つことができ、
歯周病や虫歯の予防にも繋がります。
また、矯正と同時にホワイトニングもできるので、
美しい白い歯を手に入れることができます。
キレイラインのメリット
キレイラインで歯科矯正をするメリットは以下の通りです。
- 矯正器具が目立たない
- 痛みが少ない
- 治療期間が短い
- 通院頻度が少ない
- ホワイトニングを同時に行える
このように、一般的なワイヤー矯正では得られないメリットが多くあります。
キレイラインのデメリット
一方でデメリットもあります。
歯科矯正をする際は、デメリットを知っておくことも非常に重要です。キレイラインのデメリットは以下の通りです。
- 奥歯の矯正はできない
- 1日20時間以上マウスピースを着用しなければいけない
これらを理解したうえで治療を進めましょう。
キレイラインは最悪?噂の真実と正しい使用方法
一部で見受けられる「最悪」や「やめたほうがいい」などの口コミは、果たして真実なのでしょうか。リアルな声をもとに、その原因と対策方法を深掘りしていきます。
キレイラインが最悪という噂の真実
『前歯のみの部分矯正で超軽度の症状なら安くていいかもしれませんが、噛み合わせが悪くなるリスクを考えると全体を動かす矯正方法が安心です。矯正したいけど金欠の人は貯金してから考えるのでも遅くないです。歯は一生ものです。』
キレイライン矯正をしたものの、自身の症状に合っておらず、別の矯正方法に切り替えた方の口コミです。前述しましたが、
キレイラインは重度の症状には対応できません。
『噛み合わせは全部の歯に関わるので、前歯だけ動かしても…と思ってやめました。マウスピースは、食後すぐ歯を磨いて1日20時間以上つけないといけません。私には無理だと思って、ワイヤー矯正にしています。』
この方は、1日20時間以上マウスピースをつけるのが困難で、ワイヤー矯正に踏み切ったようです。キレイラインは、
正しい使用方法を守らなければ、効果を十分に発揮できません。
『デメリットは分かってたものの、「痛い」と「面倒くさい」が勝ってしまい3日でやめました。痛みは個人差があるのだと思います。不安な方は初回のみ試してみてもいいかもしれません。』
マウスピースは、破損を避けるため食事の際は外さなければいけません。
マウスピースによる痛みは個人差があります。そして、この方は
付け外しが面倒で、3日で断念してしまったようです。
『予定通りキレイライン矯正を終えましたが、残念ながら初診時に見たシミュレーションのようにはなりませんでした。シミュレーションは、「参考程度」ということを契約時には知りませんでした。』
シミュレーションは、キレイライン矯正による提供ではなく、提携クリニックによるサービスだと公式サイトにも掲載されています。そのため、
必ずシミュレーション通りになるとは限りません。
キレイラインで失敗しないための正しい使用方法
キレイラインは、正しい使用方法を守れば軽度の症状の歯並びは改善されます。
以下の使用方法を守り、きれいな歯並びを手に入れましょう。
- 1日20時間以上着用する
- 食事の際はマウスピースを外す
- 食事後は口腔内を清潔にした後にマウスピースを装着する
- 飲み物にも注意する
- マウスピースの手入れを定期的に行う
意外と見落としがちなのが、「飲み物」です。水分補給の際にマウスピースを外す必要はありませんが、
マウスピース装着中は40℃以下の水や、糖類が含まれていない飲み物が推奨されています。
虫歯や、着色汚れのリスクが高くなるためです。もし、マウスピースを装着したまま飲んでしまった場合は、
早めの歯磨きやうがいを心がけましょう。
また、
定期的なマウスピースのお手入れも大切です。やわらかめの歯ブラシでやさしく磨いたり、専用の洗浄剤につけ置きしたりします。20時間以上装着していなければいけないので、タイミングが難しいように思えるでしょう。
しかし、食前や就寝前の歯磨きのタイミングなど、
習慣化してしまえば忘れることもありません。
変形や破損の原因になるので、40℃以上のお湯で洗ったり、消毒アルコールを使用したりしないでください。
キレイラインにかかる費用
キレイライン矯正は、
保険適用外の治療です。料金プランは以下の通りです。
料金プラン |
初回 |
20,000円(税込22,000円) |
2回目以降 |
50,000円(税込55,000円) |
キレイラインの料金プランは少し特殊で、
通院回数ごとに治療費を支払うシステムです。1回につき
2種類(ソフト・ハード)のマウスピースを使い、繰り返し治療を行います。治療に必要な通院回数は症状によって異なるため、
費用には個人差があります。2万円から始めることができますが、「21〜38万円」が治療費の目安です。
初回契約時に、複数回分まとめて支払うお得なコースプランや、分割払い、デンタルローンを組むことも可能です。
※来院ごとに別途で再診料がかかります。
また、マウスピース矯正が初めてで不安な方は、
「初回のみ」お試しで治療ができます。その後、治療を続けるか否かは自分で自由に決められます。
まとめ
キレイラインは、
失敗したユーザーが一定数おり、マイナスな口コミがあるのも事実です。しかし、自分の症状に適していなかったり、正しく使用方法を守れていなかったりするケースも少なくありません。
歯科矯正を検討している方は、自分の
口腔内の症状や、
ライフスタイルに合った矯正方法を選びましょう。また、
信頼できる歯科医師を選ぶことも大切です。
一生付き合うことになる自分の歯なので、
選択は慎重にしてください。