一般的に歯列矯正は歯並びや噛み合わせを良くするものです。
ですが、実はそれだけではありません。歯列矯正をしたことによって
「フェイスラインがスッキリした」
など歯並びだけでなく顔全体の印象が変わった!といった方が多く見られます。
実際に、芸能人やモデルなどはネット上に歯列矯正のビフォーアフターが公開されており、その違いに驚く人も多いようです。
ここでは歯列矯正による歯並びや噛み合わせを改善だけでなく、その他にはどういった効果があるのか?歯列矯正のメリット・デメリットも解説していきます。
目次
身近な人が歯列矯正をして歯並びが良くなっただけでなく「顔の印象が変わった」と感じた経験はありませんか?人の顔の印象を決めるパーツは目や鼻のイメージが強いですが、実は口元も顔の印象に大きく左右されます。
●期待できる効果
「フェイスラインがシャープになった」
「ほうれい線が薄くなった」
「唇の形が整った」
「顎が引っ込むことで鼻が高く見える」
「出っ歯を直したら人中(鼻の下)が縮んだ気がする」
個人差はありますが、歯並びを改善することによって歯並びだけでなくこのような効果を感じる方もいます。歯並びは輪郭や顎の形にも影響するので、真正面だけでなく横顔の印象も変わったと感じることが多く、実は目や鼻といった部分的なパーツよりも顔全体の印象が変わることがあります。この印象の差には、実はちゃんと理由がありました。以下の項目で解説していきましょう。
美人の定義とされる「Eライン」(エステティックラインとも呼ばれる)というのを知っていますか?
Eラインとは、横顔を見たときの美の基準のことで、1954年に矯正医のロバート・ケリッツが提唱したものです。
顔を横から見たときに、鼻の先端と顎を結んだ線のことをいい、そのラインよりも少し内側に唇があるのが理想のEラインと言われています。
歯並びが悪いと、このEラインに影響が出てきてしまいます。
ですが、このEラインは歯列矯正をすることで改善する場合があります。
では実際に歯並びを整えるとEラインは改善するのでしょうか。
結論から言うと、出っ歯や受け口でお悩みの方は矯正治療で歯が移動することにより、Eラインが改善する可能性があります。歯列矯正を行うことで同時にEラインも整うということです。
●歯軸で変わる口唇の位置
歯の前後左右の傾きの方向のことを歯軸と呼びます。
歯列矯正では傾きすぎてしまったりバラバラの方向を向いてしまったりした歯軸を良い状態へ整えていきます。
・上の前歯が前に傾きすぎている場合(出っ歯)
特に骨格的な問題がない場合、上顎前歯の歯軸(前後方向の傾き)を適正な範囲にすると上唇がEラインに触れるか少し内側にある審美的に理想的なプロポーションを得られる可能性があります。
・前歯の歯軸が内側に倒れすぎている場合
歯軸を適正な範囲に整えると、Eラインから離れすぎて凹んだ印象の横顔から自然な印象の横顔にできる可能性もあります。
歯列矯正で美しいEライン得られる場合を見てみましたが、歯列矯正では改善できない場合もあります。
●骨格的な問題がある
顎の骨は人それぞれ大きさが違ってきます。骨格的な問題がある場合には歯列矯正だけでは改善しきれない可能性があります。
このうち骨格に問題がなく歯にのみ問題がある
「出っ歯や受け口で骨格に問題はないが歯に問題がある場合」は歯列矯正で出っ歯や受け口の十分な改善が期待でき、Eラインに沿ったきれいな横顔になれる可能性があります。
●鼻・オトガイの位置
オトガイとは、下あごの先端の骨の事を言います。
Eラインは鼻の頭とオトガイを結んだ線であるため、歯の傾きや顎の骨のサイズが問題なかったとしても、鼻の高さやオトガイの発達具合でも横顔の印象が変わってきます。
この場合も歯列矯正で改善が得られるものではなく、いわゆる美容形成でなければ改善しない可能性があります
ここでは歯列矯正のメリットとデメリットについて解説します。
①歯並びが良くなる(コンプレックス解消)
歯列矯正の一番のメリットはなにより歯並びの見た目が良くなることです。
笑ったときに綺麗な歯並びが見えるだけで、笑顔に自信を持つことができ笑顔がより魅力的に見えます。
②顔の歪みを防げる(理想的なEライン)
歯は歯茎、そして顎の骨格にも繋がっており、歯並びが歪んでいることはフェイスラインにも影響してしまいます。
歯並びが乱れていると噛みやすい歯ばかり使って噛むようになり、よく使う側の筋肉が発達するため、顔の左右に変形がみられたり、肩こりや姿勢にも影響が出るケースもあります。
③虫歯の予防に効果的
歯並びが悪いと食べ物が歯と歯の間に挟まりやすくブラッシングもしにくいため、虫歯になるリスクが高まります。
また、きちんと噛めることによって歯根膜が適度に刺激でき、歯周病の予防にもなります。
歯列矯正をすることは見た目を綺麗にすることはもちろんのこと、歯磨きのしやすさ、歯周病・むし歯予防の観点から見てもメリットが大きいです。
①虫歯や歯周病などのリスク
歯列矯正では何らかの装置を付けることになります。そのため、矯正装置によっては歯磨きが難しく、磨き残しができやすくなり虫歯の原因となることがあります。
特にもともと虫歯になりやすい方などは、しっかりセルフケアができていないと歯列矯正中に虫歯や歯周病になってしまうこともあり得ます。歯列矯正装置をつける前や、つけてからも正しい歯磨きやケアを徹底することが大切です。
また、もともと虫歯がある場合はしっかりと治療をしてからでないと矯正治療は難しいため時間がかかる場合があります。
②時間と費用がかかる
矯正治療にはある程度まとまった費用がかかります。
クリニックによって矯正方法や費用も様々ですが、クリニック選びもとても重要になってきます。場合によってはセカンドオピニオンも必要になってきますので、いろんなクリニックでのカウンセリングをオススメします。
期間も歯の状況などで人それぞれではありますが長い人で平均して1~3年と言われています。治療期間や治療方法などもクリニックでしっかりと相談しましょう。
治療方法や使う矯正器具などもクリニックによって異なってきます。
もちろん歯並びなど症状によって使う器具が変わってきますが、一般的にどのような矯正器具を使って治療ができるのでしょうか。
①表側矯正(ワイヤー矯正)
歯の表側に装置を取り付ける最もスタンダードな方法です。
歯に金属のブラケットを装着し、そこに金属のワイヤーを通して正しい位置まで歯を少しずつ動かしていきます。
装置が目立ちますが、調整など処置が簡単に行えるので、経過に合わせて正確性の高い治療が行えて治療期間も短く費用も抑えられます。
見た目 | 目立つ |
---|---|
治療費 | 平均100万前後 |
期間 | 1年~3年 |
痛み | あり(個人差による) |
②裏側治療
歯の表面ではなく、歯の裏側に装置を取り付ける矯正方法です。
矯正装置が見えないことが最大のメリットなので、サービス業や接客業などで矯正装置が目立たないようにしたい方などにオススメです。
舌が触れる位置に装置があるため、異物感・違和感が気になることもあり、慣れるまでは喋りにくいことがあります。
見た目 | 目立たない |
---|---|
治療費 | 平均130万前後 |
期間 | 1年~3年 |
痛み | あり(個人差による) |
③マウスピース矯正
最近では見えない歯列矯正としてマウスピース型が多く出ており、インビザラインやキレイラインなどが有名ですね。
マウスピース矯正とは、取り外しができる透明なマウスピースを歯の動きに合わせて装置を交換しながら歯並びを整える歯列矯正です。取り外しは可能ですが、基本的には食事や歯みがき以外の時間は装着が必要です。
見た目 | 目立たない |
---|---|
治療費 | 平均30万~100万前後 |
期間 | 1年~2年 |
痛み | 比較的少ない(個人差による) |
ビセットラインとは、前歯部の舌側に装着する今までにない新しい矯正治療システムです。ワイヤー矯正とマウスピース矯正の欠点を補完し、拡大装置・スマートブラケット・マウスピースを効果的に組み合わせたもので、大きく分けて3パターンあり、様々な症状に適応できる矯正治療です。
見た目 | 目立たない |
---|---|
治療費 | 平均60万前後 |
期間 | 6か月~1年 |
痛み | 比較的少ない(個人差による) |
「歯並びが悪くマウスピース型の矯正治療だとちゃんと直るか不安。
でも目立たない矯正装置がいい」
といった方にオススメな新しい矯正治療システムです!
まずは自分の歯並びが対応可能かどうか、受診してシミュレーションを受けてみましょう!
歯列矯正は歯並びをよくするだけでなく、フェイスラインも美しくなることがわかりました。歯並びは人の見た目の印象を大きく変えます。
美しくなるために、自信をもつための手段として歯列矯正を検討してみましょう。
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歯の裏側で矯正を行うため、外見では歯列矯正をしていることに気づかれません!
予算は平均60万円程で、ワイヤー矯正にしては安く抑えることができます!
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